知らない間に糖質依存症。それは迫りくる白い悪魔。
どうも。ケーロックです。
前回はスマホゲーム依存症について書きました。
良かったら読んでみて下さい。
さて、今回は前回に引き続き依存症のお話し。
知らない間に糖質依存症に!?
それは迫りくる白い悪魔の仕業。について書いていきたいと思います。
燃え上が〜れ。燃え上が〜れ。
甘いものが大好きな筆者。
特にチョコレートが好きでよく食べます。
たまにイライラしてストレスを感じると、ついつい甘いものが欲しくなってしまいます。
そんな時に甘いものがなかったら、更にイライラを感じてしまったりします。
実はこれって糖質依存症になってしまっている可能性があるんです。
甘いものは体に良い?
その答えは体に良いけど体に悪いみたいですね。
え?どういう事?
普段から適量の砂糖を摂取出来ていれば体に良いのですが、大体の人は過剰に摂取しているパターンがほとんどです。
適切な摂取量
WHO(世界保健機関)が推奨する1日の砂糖の摂取量は25gが目安。
スティックシュガーで換算すると8本分になります。
ちなみにあんぱん一個でスティックシュガー10本分。
ショートケーキ1つでスティックシュガー8本分。
コーラはなんと18本分になります。
恐るべしコーラ!
疲れの原因
疲れた日に甘いものをついつい摂りがち。
確かに、甘いものを食べたら脳がリラックスして、疲れた時に摂取すると一時的に効果がでますよね。
でも実は甘いものこそが疲れの原因なんです。
え?甘いもの欲しくなるのに。
ちなみに、疲れた時に甘いものが欲しくなるのは、体や脳が失ったエネルギーを早く取り戻そうとするため。
体や脳がエネルギーを大量に消費すると、肝臓や筋肉に貯蔵されているグリコーゲンがなくなり、血液中に糖分を補給できなくなるため血糖値が下がっていきます。
そして、血糖値が下がると脳や体にブドウ糖が届けられなくなるため、疲れや怠さなどを感じるようになります。
ブドウ糖が不足した脳は疲れや眠気を感じたり、思考力や集中力が低下したりします。
疲れた時に甘いものが欲しくなるのは、このような状態に陥るのを防ぐために体や脳が発するサインでもあります。
甘い罠
甘いものを摂取する事によって、急速に血糖値が上がろうとします。
その時に感じるのがリラックス効果。
しかし、そのリラックス効果も一瞬で、もしそのまま血糖値が上がり続けたら意識を失って倒れてしまいます。
そのために、体は血糖値を下げる働きをするインスリンを一気に分泌して血糖値を下げてゆきます。
この時に起こるのが低血糖。
体が低血糖になると、脳はそのエネルギー不足をお腹が空いたと勘違いし、甘いものを摂取して血糖値を上げろと指令を出します。
甘いもので得たリラックス効果。
短時間でなくなるその効果。
また甘いものを摂取。
また一瞬でなくなるその効果。
そして甘いものを摂取。
つまり、甘いものを急激に摂取すると逆に血糖値が下がり、おなかが空いているわけでもないのに繰り返し甘いものが食べたくなる現象が起きるのです。
さらに砂糖には幸福感や癒しを感じさせるドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなど脳神経伝達物質の分泌を促す働きがあります。
甘いものを食べると幸せが感じられる。そんな状態が頻繁に繰り返されると、脳はこの感覚を覚えクセになります。
無意識のループ。まさに甘い罠ですね。
砂糖は麻薬
米国のラットを使った研究で、砂糖にはドラッグと同じような中毒性があることが証明されたみたいです。
ドラッグや麻薬に対する依存性は一般的に、薬物摂取の増大、取扱停止からの離脱症状、薬物への渇望と摂取回帰の三つの段階を通るのですが、実際に砂糖を与えたラットにも同じような行動をとったようです。
そして、実験では、ラットに餌を与えずに砂糖水を与え続けたところ、どんどん摂る量が増えていき。
砂糖水の供給を止めると、ラットは歯ぎしりや震えといった、薬物中毒者と同じ禁断症状を発症して、何度も砂糖水が出るレバーを押すようになったみたいです。
まさに白い悪魔。
糖質依存症チェック
そこで、まずはどれだけ糖質依存症かをチェック。
甘いものを食べないと落ち着かず、我慢しているとイライラする。
ストレスを感じると甘いものが食べたくて仕方なくなる。
おなかは空いていないのに甘いものが食べたくなる。
疲れやすく、甘いものを食べると元気になる。
短時間の労働などでめまいや立ちくらみなどを感じる。
いくつ当てはまります?
糖質依存症の危険性
まず、糖質の代謝に関わるビタミンB1の不足。
そして、インスリンの過剰分泌でインスリンの効きが悪くなり糖尿病のリスクが高まります。
さらに摂取エネルギーの増加による肥満。
メタボ関連の病気や脂肪肝、婦人科系の病気、大腸癌や子宮癌などの様々な病気に陥る危険性があります。
悪い病気のオンパレード
糖質依存症の改善策
まず、甘いものを身の回りに置かないようにする事。
そもそも無い状態にする事が大事ですね。
そして、買い物に行く時にはあらかじめ、何を買うか決めてから行く。
ふらふら買い物しちゃうと余計な物を買ってしまいますからね。
飲み物に気をつける。
ジュースや清涼飲料水には砂糖がいっぱい入ってるので飲まないように、そしてコーヒーや紅茶には砂糖を入れないように。
基本的に水やお茶飲みましょう。
もちろん間食は原則的にしない。
もし、間食をしてしまったら、デトックスの為に翌日の食事を控えめにしましょう。
どうしても間食がしたくなったら、ナッツ類、ドライフルーツ、イモ類などを摂ると良いみたいです。
あと、過激なダイエットは控えて、適度な運動をするのが効果的みたいですね。
隠れ悪魔たち
糖質依存症の原因は、砂糖意外にもあるんです。
それは「白米」と「小麦粉」
これらの炭水化物は「多糖類」といって、消化、吸収の過程ですべてブドウ糖に分解されます。
砂糖は「二糖類」で、ブドウ糖に分解されます。
要するにこれらを摂るのは砂糖を摂るのと同じなのです。
まさに「黒い三連星」ならぬ「白い三連星」
ボクなりの克服法
目には目を。歯に歯を。依存症には依存症を。
あくまでボクなりの克服方法なのでご参考までに。
その方法とは糖質依存症から脂質依存症へ。
まさに毒には毒を。依存性は依存症を。そんな克服法。
依存の対象先を糖から脂にシフトさせます。
なぜなら、旨味では糖質に勝つだけの依存性としては弱く、脂のほうが依存性としてはより強力なんです。
動物性脂質やMCTオイル、魚油等を使って脂質依存に移行させるのが肝。
中毒性の高い糖に対して中毒性の高い脂質をあてる。
完全に脂質依存になった段階で、気づいたら甘いものへの欲求が消滅しています。
まさに脂質マジック。
それは糖から脂質へのエネルギーの切り替えによって脂質でATP(エネルギーの源になるもの)が生まれるようになるため、糖への欲求が消えるのが理由です。
ATPとは
生物に必要不可欠なエネルギーの供給源。
植物もバクテリアも、全ての生物はこのATPという小さな分子をADP(アデノシン二リン酸)とリン酸に加水分解することで生まれるエネルギーによって活動している。
脂質ちょい依存くらいでヤメましょう。
あとがき
と、言うことで糖質依存症についてまとめてみました。
調べれば調べるほど怖い糖質依存症。
その麻薬より怖い依存性、まさに「白い悪魔」
。
甘いものだけではなく、炭水化物過多になりやすいファストフード、コンビニ弁当、レトルト食品などの食事が多い人も注意が必要です。
今回紹介した症状が現れていたら、一度、食生活を見直した方が良いかもしれませんね。
では。